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2005年02月17日

●17歳の凶行は、ゲームが原因?

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刺殺少年が熱中のTVゲーム、15歳未満への販売規制


大阪府寝屋川市の市立中央小学校の教職員3人殺傷事件で、逮捕された無職の少年(17)が小学生時代から熱中していたテレビゲームは、武器を持って殺りくを繰り返すなど暴力性が強く、ゲーム業界が約3年前から15歳未満への販売を“自主規制”している作品だったことが15日、わかった。


ゲームは、仮想の街を舞台にナイフや銃でゾンビを倒していくストーリーで、元同級生らによると、少年は小学4年のころからこのゲームに夢中になった。
友達に攻略方法を教えるほどの腕前で、中学進学後ものめり込んでいたという。


神戸海星女子学院大の井上敏明教授(臨床心理学)は「少年は頭が良く、繊細な性格で、幼いころからゲームに没頭するうち、仮想世界と現実を混同したとも考えられる」としている。


また、関係者などによると、少年は小学校では成績が良かったが、中学では1年の途中から不登校になり、ほとんど学校に姿を見せないまま卒業。
一昨年4月から受講し始めた通信制高校も、月1回の初回の面接授業を受けただけで中退した。


ところが、昨年2月、進学を目指して、以前通っていた塾で再び英語の勉強を開始。
周囲に「大学入学資格検定に合格した」と話し、喜んでいたという。


また、「人が大勢いるところが苦手」と言っていたが、1年前から月1―2回、「思春期外来」と呼ばれる心理カウンセリングを受け、周囲には活発になったように見えた。


(以上、読売新聞より)


参考:こちらの記事ではハッキリと「バイオハザード」と言ってます。


参考:若大将「加山雄三」さんは、凄腕のバイオハザードプレイヤー

世の中、凶悪な事件や、若年層による不可解な犯罪が行われるたびに、必ず目の敵のように現れるのが、ゲームとアニメが悪いという論調。
いい加減、何年も前から言われていることなので、今さらな愚問にも思えるのですが、世の中にはそう信じて疑わない人たちもいるわけでして困ったものです。

大体ですね、バイオハザードなんてハリウッドで映画化されるほどの超人気ゲームなわけで、全世界で2000万本もの売り上げを誇り、芸能界でも加山雄三さんを筆頭にたくさんのファンがいるゲームなわけです。
だとしたらね、単純な話、バイオハザードが好きな層と犯罪者予備軍の層が混じり合ったとしても、別に不思議は無いと思うんですけどねぇ。

バイオハザードが好きだと犯罪者になるというのなら、全世界で2000万人もの犯罪者予備軍がいることになり、学校は犯罪者の巣窟、今日明日にでも大規模テロが行われてもおかしくない状況になると思うのです。

むしろね、ゲームやアニメごときを目の敵にするよりも、その子の育った家庭環境を見てみることの方がよほど前向きだと思うんですけどね。
ゲームやアニメごときに影響されて人殺しに走るというのは、よっぽど家庭やら学校やらの人間関係に問題があったんじゃないかなぁと想像する方が自然じゃないですかね?

ゲームに限らず、ミステリ小説などの世界では殺人が当たり前のように横行していますが、ミステリ作家が殺人鬼になったという話は聞きませんし。
大体、バイオハザードのやりすぎで人を殺したくなるというのなら、バイオハザードのデバッグを行った方々なんて、数百時間はプレイするわけですから、みんな殺人鬼ですね。
映画の中でも、とくに人気の高い「羊たちの沈黙」に影響されて、人が食べたくなりましたなんて話も聞いたことありませんし。
小学館の少女マンガ雑誌「少女コミック」を読んでいる女の子は、みんなレイプされることを待ち望んでいるわけではないでしょう?
「ゴッドファーザー」が好きな俺は、明日にでもマフィアを作って、山口組壊滅まで戦い続けなければいけないのでしょうかね?

そりゃあ確かに、大なり小なりの影響は与えると思うんです。
でも、そのゲームが発端になって殺人衝動が生まれ、我慢できないまでに膨らみ爆発し、凶行に及ぶものなんでしょうか?
逆に言うと、バイオハザードと出会う以前に、本当にこの少年には殺人衝動みたいなものが無かったと言えるんでしょうか?

まぁ、バイオハザードはね、確かにワルモノにしやすいゲームだとは思いますけどね。
ビジュアルがリアルですしね、銃やナイフなど現実的な武器を使って、人の形をしたバケモノと戦っていくわけですし。

しかし、ビジュアルこそポップで愛らしくなっていますが、ドラゴンクエストだって相当にワルなゲームだと思いますよ?
道を歩いて平和に暮らす野生動物を襲って殴って殺したあげくに、金銭などを奪い取って、村に入れば民家に押し入り、タンスやつぼを勝手に開けて物色しまくるわけですからね。
落ちてるものは俺のもの、宝箱も俺のもの、一度手に入れたら換金しようと俺のものですし。
強くなるためには、モンスターを殺しまくって当然ですからね。
一切の妥協や交渉などなく、金を手に入れるため、自分のトレーニングのため、モンスターを殺しまくるゲームなんですから。

ポケモンにしたって、小学生向けで安全なゲームと考えられていそうですが、かなり危険なゲームだとも言えます。
なんたって、野生動物を拉致して監禁して、自分の都合の良いように育てて、気絶するまで強制的に戦わせるゲームなんですから。
主人公なんかポケモンに命令しかしないし、自分は傷つかない位置で見ているだけ。
しかも、飽きたらポイ捨てしちゃうわけですし。
ポケモンをプレイ中、ポケモンたちがどう考えているのかなんて、考えませんよね?
狩って狩って狩りまくりますよね?
ある意味、かなりの悪影響を与えるゲームとも言えるんじゃないかと思うのです。

以上は、かなりの極論です。
あくまでも極論ですから、真剣にとらないで欲しいのですが、万が一、今回の犯人がハマっていたゲームがドラクエやポケモンだとしたら……
少年に悪影響を与えたと、バイオハザードと同じように叩くことだって充分に可能なんじゃないかと、俺は思うのです。

もはや、テレビゲームと日本人ってのは、切っても切れない関係にあると思うんですよ。
たいていの人は、人生に一度はテレビゲームにハマッた経験があるんじゃないでしょうか?

しかし、テレビゲームにハマッた経験のある人みんなが、犯罪者予備軍でしょうか?
そんなことはありませんよ。
やっぱり、そもそもの層が違うと俺は思うのです。
犯罪者予備軍の層と、単なるゲームプレイヤーの層。
今回の犯人は、あくまでも二つの層が重なった場所にいるだけであって、大半の人間とは前提条件が違うと思うわけです。

なので、ゲームやアニメが犯罪を引き起こすという論調には反対。
むしろ、ゲームやアニメごときに影響を与えられる子供ってどうなのさ? と俺は思うわけです。
ゲームやアニメの悪影響を論じるよりも、もっと大切なこと、もっとみんなで考えなくちゃいけないことっていうのがあるんじゃないですかねぇ?

少なくとも、少年の身近に、少年のことを第一に考える空気がわずかでもあったなら、今回の犯人は、こんな凶行に及ばずにすんだのかもしれませんよ?

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