« 北朝鮮への経済制裁は、まだ早いんじゃないかなぁ。 | メイン | 踊る大捜査線、番外編2本来年公開へ。 »

2004年12月12日

●「ハウルの動く城」見てきました。



ハウルの動く城
ハウルの動く城
posted with amazlet on 05.10.05
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2005/11/16)
売り上げランキング: 3
おすすめ度の平均: 3.25
3 作品云々の前に・・・・。
5 とうとう発売!
2 一体どうした宮崎駿


スタジオジブリ製作、宮崎駿監督の3年ぶりになる新作であり、主演声優が木村拓哉と、公開前から話題独占の作品であり、公開してからも話題独占の爆裂ヒット中の話題作でして、いまさら野暮な説明は必要ないですよね。


で、とりあえず今日ですね、彼女と一緒に見てきました。
俺は別にね、まぁ面白いんだろうなぁとは思っていたんですが、それほど過度な期待はしてなかったんですよ。
別に、期待するまでもなく、そつなく面白い作品を作ってくれることは間違いないでしょうし。
あとは作品を見てから考えようって感じで。


しかし、うちの彼女は違うようなんですよ。
学校の友達がみんなすでにハウルを見たらしく、面白かった面白かったと洗脳されたあげくに、母親からも面白かったよとだめ押しされ、開始前からソワソワソワソワしちゃいましてね、まーなんていうか、キミももう成人なんだから、そんな子供みたいにパンフレット読んでフンフン頷いて目に星キラキラさせてるんじゃないよと、そう思うわけであります。


で、とりあえず、表向きの感想としては――
俺の予想通り、そつなくまとめてきてますので、まぁ誰と見ても、それほど悪い評価にはならないんじゃないかと思います。
友達や彼女、家族で気軽に見る分にはもってこいの作品なんじゃないですかねぇ。
少なくとも、失敗したってことはないと思いますよ。


で、ネタバレ含む、本音の感想は以下に……
まだ見てない人、これから見る予定の人は、多分、読まない方がいいと思います。
あ、そうそう、木村拓哉の声優なんですが、これは間違いなくアタリ役です。
木村拓哉とは思えない上に、木村拓哉じゃないと、ハウルじゃないってくらいカッコイイですよ。

そういうわけで、本音でぶっちゃけちゃいますけどね、このハウルって、深いこと考えるとどんどんつまらなくなるので、深いこと考えちゃ行けません。
まずね、戦争が物語のキーワードとして存在してるんですけど、戦争がなんで起こったのか、戦争の相手が誰なのか、どうして戦争が終わったのか、よく分かんないです。

俺のね、あくまでも見た印象なんだけど、なんていうのかなぁ。
ヒロインの国の、気が狂った王様が、自分の城下町を絨毯爆撃してるようにしか見えなかったんですよね。
敵が見えないから、一体誰と戦ってるのか理解不能。
まぁ、この辺は原作を読めばいいんでしょうけど……
うちの彼女は、この辺のワケワカランって部分に、かなり腹立ってましたが、それはね、オトナになってしまった証拠だと思うんですね。

見てくださいよ、あの青々とした草原と、輝く白い雲を。
雲の切れ間からさす光が、湖を蒼く照らし、一面に広がる花畑を。
もうね、この映画はね、難しいこと考えちゃいけないのです。
目の前に広がった情景に心奪われ、情念でのみ感じる映画なのです。

目で見るんじゃないです。
心で感じる映画なのです。

だから、ヒロインのソフィーが90歳になった意味わかんねーよとか言っちゃいけないのです。
ソフィーのテンションが高まるにつれて、90歳からどんどん若くなっていっちゃっても、はてなマークを浮かべちゃいけないのです。
中途半端なテンションだと、おばちゃんで若返りがストップしちゃうことに関しても、疑問を感じちゃいけないのです。

そもそも、ハウルとソフィーが出会った瞬間から愛し合っているわけで、どうして二人がここまで愛し合うことになったのかとか、考えちゃイケナイのです。

ぼくらが、いつしか遠い彼方に無くしてしまった子供心といいますか、そういうものをね、思い出しながら楽しみましょうよ。

決してね、城下町に空中戦艦から爆弾ガンガン落として何百もの人々を殺したシーンのあとで、やっぱ戦争やーめたとか言われても、怒っちゃいけないのです、腹立っちゃいけないのです。

目の前に差し出された、ハイクォリティな映像を見て、心で感じましょうよ。

そうすれば、きっと楽しめると思うのです。

実際ね、俺はかなり楽しめましたよ。
木村拓哉のハウルはハァハァものでしたし、ハウルの生尻が見えたときはハァハァでしたし、ハウルのタオルが落ちちゃったときもハァハァでしたし、ハウルが傷だらけで弱々しくなってる声もハァハァでしたし、ハウル一人でハァハァ100回は軽く数えられたと思うのです。

それに、賠償千恵子のソフィーも、あれはあれで、俺は好きですよ。
17歳にしては低い声だとか、17歳にしては重い声だとか、17歳にして元気が無いとか、17歳にしては声にハリがないとか、いろいろとね、感じ始めれば感じるとは思うのですが、あれはあれで、俺は好きです。
大好きです。
もうね、ソフィーラブ、いやまじで。

この映画の最大の山場は、ラスト数分前、カカシのカブちゃんが人間に戻るシーンね。
目の前で、ソフィーとハウルが超ラブラブイチャイチャで大好き愛してるって言ってるにもかかわらず、人間に戻った瞬間に、愛する人にキスされたから呪いが解けたんですなんていう自爆っぷりに思わず爆笑。
しかも、ボクは隣の国の王子なんです、悪い魔女に魔法をかけられたんですという、今更感たっぷりな説明に、またもや爆笑。
さらに、この戦争をボクが止めましょうなんていうから、ここでやっとああそうか、戦争の相手は隣の国だったのかということを、ラスト数分で知らされる展開に大爆笑。

しかし、冷静に考えると、ハウルを狙っている魔法使いがいるんですけどね、この魔法使いの刺客が、城下町を絨毯爆撃しながら襲いかかってきてたんですよ。
あれ、おかしいぞと。
俺の認識不足なのかもしれませんが、あきらかに、魔法使いってのは、ソフィーの国の王様に仕える魔法使いですよねぇ?

城下町を爆撃してるのって、隣の国じゃなくって、ソフィーの国の魔法使いじゃなかったん?

まぁ、きっとこの辺は俺の理解不足だったんだと思います。
アハハハハ。

そんなわけで、この映画は面白かったという人と、つまらなかったという人が、ハッキリクッキリと、分別されると思います。
それはもう見事なまでに別れちゃうと思うんですね。

俺は、面白かったという人です。
なんだか読み返してみると、宮崎駿もいい加減お歳なんですねぇということしか書いてないようにも思いますが、決してつまらないとは感じませんでした。
俺は好きです、大好きです。

ホントだぞ、ウソじゃないぞ、ハウル面白かったんだぞヽ(´Д`;)ノ

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://poo-chan.sakura.ne.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/396

コメントする