●栃木県庁がお引っ越し中です!
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最高速度毎秒1mm、栃木県庁舎の引越し始まる
旧首相官邸が昨年50メートル移動したが、これほど大規模で複雑な工事は珍しいという。
旧本館は高さ約1メートルの「台車」に乗せられ、円弧状に敷いたレール上を回転中。
その速度は最大でも毎秒1ミリで、移動には約2か月かかりそう。
(以上、全文は読売新聞へ)
数日前から話は聞いていたんですけど、いよいよ本格的に移動が開始されたようですねー。
写真で見る限りデカイですねー。
これだけデカイ建造物が動くシーンというのはですね、俺の記憶が正しければ、熱血合体ゴウザウラー以来のもんだと思うんですよ。
いやー、燃えますね、燃えるでしょう、こんなばかでかい建造物がギリギリ動いている光景を見ているとですね、いつ飛び上がるんだろうとか、いつ合体するんだろうとか、いつ巨大化するんだろうとか、いつ大宇宙の驚異が襲いかかってくるんだろうとか、いつ俺は5年地球防衛組から誘いが来るんだろうとか、そういうことばかりが頭の中を駆けめぐってしまいます。
我々栃木県民は、全国のかんぴょうの90%以上を独占し、日本経済の根幹を支配するだけでは飽きたらず、いよいよ巨大ロボットまでも手に入れてしまうのです。
旧栃木県庁はですね、表向き、あんなふうにゆっくり動いてはいますけど、あれって実は敵の攻撃によって傷ついたダメージを回復するためのカモフラージュにすぎないのですよ。
宇宙戦艦ヤマトだってそうじゃないですか、何度破壊されようと、いつまにかエンジン快調、エネルギー満タン、武装も完璧、シーンが変われば修理完了、そりゃーガミラス帝国も勝てませんってなもんですよ。
やっぱりですね、青森県に県立戦隊アオモレンジャーがいるのなら、我々栃木県にはスーパーロボットが居て欲しいなと……いや、居るべきだろうと、俺は思うのです。
その名も、5年栃木防衛組。
なぜ5年なのかとか、もしやクラスが司令室なのかとか、掃除用具入れから乗り込むんだろとか、プールが割れて飛び立つわけだなとか、そういう疑問質問は一切受け付けませんのであしからず。
せっかく旧栃木県庁が巨大化して変身するわけだし、平和な栃木の周辺にはですね、秘密結社「彩珠」、農林水産「軍魔」、全国制覇「威薔薇鬼」など、世界征服を狙う謎の軍団ばっかりなんですから。
やはりですね、ここは栃木県民が総力を結集して、栃木県産のスーパーロボットを盛り上げていくべきだと思うのです。
なにせ、技術力はあるんですよ。
それも世界一のロボット工学があるんですよ。
なぜなら、栃木にはHONDAの研究所があるわけですからね。
研究所があるっていうことは、いざってときのために秘密兵器を作ってくれる博士だっているわけですよ。
当然ね、日産の工場では旧栃木県庁を強化するパーツが日夜開発されているわけですね。
ハイテクだってバッチリですよ。
なんたって、栃木県一の電気屋さんといえば、コジマ電気。
表向き、普通の商品ばかりを扱っているように見えますが、その実、カウンターがひっくり返ると中には栃木防衛組のための銃火器がよりどりみどりなんですから。
いざって時の医療品だって大丈夫です。
栃木最大の薬局といえばカワチ薬局。
冷凍食品だって扱ってるんだぜ。
ほら。
ホラできた。
ホラね、栃木県の総力を結集すればですよ、周辺地域なんかにゃ絶対負けない5年栃木防衛組が生まれるわけですよ。
周辺地域と交戦状態になってもですね、なんたって栃木のかんぴょうは全国支配率が90%を超えているわけですからね。
例え、周囲がご飯を売ってくれなくたってですね、栃木にはかんぴょうがありますから。
栃木県民の主食と言えば、かんぴょうですからね。
生まれたときから、かんぴょうを食べて育っているのです。
だから、全く問題なし。
かんぴょうがあれば人間は生きていけるってことは、栃木保健機関が実証しているんですからね。
人間にもっとも必要な栄養素は、かんぴょうです(本当)
さぁ、スーパーロボットは準備完了、秘密兵器やスーパーアイテムも用意できたし、武器に薬に食料だって確保済み。
これでいつでも、周辺地域を攻略できます。
……攻略?
