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2004年05月09日

●二大政党制の挫折。

あのころ君は若かった
最近、民主党党首であらせられる菅直人様の周辺があわただしくなってまいりました。


このところのテレビ行脚で一生懸命、俺は悪くない、俺は未納三兄弟とは違う、俺が未納だったのは行政のせいだとね、言い訳を繰り返しているわけですが、これってまさに、火に油をそそぐどころか、火中にナパーム弾のごとき行為ですよね。


いえね、個人的見解を言わせてもらえば、確かに厚生大臣当時、十ヶ月の未納期間があったというのは責められてしかるべき問題であると思うし、謝罪は必要だと思うわけですよ。
でもね、国民年金を未納しているからといって、現在のポストを辞任する必要があるかといえば、そこまでする必要は無いと思うのです。
これは、年金を未納していなかった、小泉内閣の閣僚たちにも言えることなんですが、払っていなかったことが明かになったのなら、払いなさいよと、俺はそう思うわけです。
年金未納者に対しての罰則規定が無かったりとか、追徴金が無かったりとか、未納者に対する請求書がなかったりとか、支払わせる制度にも確かに問題はあったと思うんですよ。
そもそも、年金未納なら、年金そのものをもらうことだって出来ないわけですし。


で、ただいま話題沸騰の菅直人辞任問題と、国民年金問題というのは、関係あるようでないような話だと俺は思うのです。

まず、菅直人と未納閣僚との決定的な差というのは、年金未納問題をネタに、政争活動のキッカケにしたところにあると思うのです。


年金のCMにでていたタレントが年金未納だからといって、国会招致するべきだと吠えたのは菅直人でしたね。
小泉内閣の中でも年金未納の人たちがいるとわかったら、責任を取って辞めるべしと叫んでいたのは菅直人でした。
しかも、未納三兄弟なんていうアダナまでつけて、小泉内閣をあざ笑っておりました。
一時はネクスト首相だなんて自分で主張していたり、次の内閣としてご自分の内閣閣僚を決定してみせたり、小泉内閣の不手際が発覚した際には、責任責任辞任辞任と怒鳴っていましたよね?
しかし、しかしですね、菅直人自身に年金未納が発覚した後、いったいどのような態度を取っていたでしょうか?


完全に、開き直っていると思うんですよ。


せっかくね、民主党がそれなりの勢力を持って、日本の政党政治もついに「二大政党制」へ移行するキッカケが生まれかかけたというのに、キッカケを生み出した菅直人自身が、政治不信をあおってしまったと思うんですよね。
7月には参議院選挙もあるわけですけど、このまま菅直人が民主党党首を続投しようと、辞任しようと、もはや民主党の負けは決定的です。


俺は、今回の一件で、菅直人最大の罪が何かと問われたら、年金未納ではないと思うのです。
年金未納問題はキッカケにすぎず、菅直人のいい加減な態度により求心力を失った民主党が、二大政党制への移行を失敗したということこそが、菅直人最大の罪ではないかと思うのです。


まぁもっとも、民主党の中身はどう見ても旧社会党にしか見えなかったりするわけで、未だに中国の犬、韓国・北朝鮮の傀儡にしか見えなかったりするところも多々あるわけで、民主党が果たして二大政党制の一翼を担う、健全野党と言えるかどうかは、疑問の多いところではあります。


しかしまぁ、今後、民主党内が右派、左派に分裂するのは目に見えているわけで、最終的には民主党分裂というのも考えられないこともないわけで、ヘタすりゃそのまま右派が自民党合流なんてシナリオも十分ありえるわけで、そうなると自民党が比類無き勢力を誇ることになり、とうてい、二大政党制なんて夢のまた夢なんて自体も考えられるわけで、民主党にも存在意義はあったように思います。


ともかく、二大政党制への移行を、菅直人自身の総理大臣というポストに対する夢のためにつぶされてしまった日本政界は、自民党一党体制が予想以上に長引きそうだなぁと思うわけであります。

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