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2004年04月25日

●「あの肉」が食べたい。

あの肉です
マンガの中にだけ存在している幻の食べ物があります。
イソップ童話の「よくばりな犬」のごとく、現実には存在しないそれらの食べ物というのは、どういうわけか、想像の世界ではとんでもなく美味しいものとして補完されてしまうことがあります。

代表的なものとして「はじめ人間ギャートルズ」に登場する、マンモスを輪切りにした肉があります。
ゴンを初めとして、ドテチンや父ちゃん母ちゃんが火であぶったマンモス肉を美味そうにかじりつく様を見ていると、いつか必ずあんな風に巨大な肉を食ってやると心に誓ったものです。

同様に「おそ松君」に出てくるチビ太のおでん。

串に刺さった三角・丸・四角というシンプルな構成ながら、現実に再現してみようとすると、どうしても熱い汁が手にかかってヤケドしてしまいそうになってしまいます。
個人的に何度か再現してみようと挑戦してみたのですが、冷えたおでんならまだしも、熱いおでんではとても再現不可能です。
冷えたおでんというのは本末転倒ですからね、やるんだったらアツアツおでんで再現したいものです。
加えて、そもそもバランスが悪く、具がずり落ちてきてしまうという重大な欠陥も潜んでいますし。

真打ちとしては、登場するマンガは数知れず、幻という意味では、もっとも幻というべき存在であるマンガ肉と言われる肉があります。
「ドラゴンボール」などにも登場しているのですが、ようするに巨大な骨付き肉ですよね。
しかし単なる肉ではなく、ゴムのようにびよぉーんと弾力が無くてはいけないのです。
噛み切った瞬間にバチンと肉が跳ね返るくらいの勢いがなければマンガ肉とは認められません。
チチを連れて帰った悟空が、牛魔王にゴチソウになっているシーンなど、ドラゴンボールの中では食事=マンガ肉と言っても過言ではないほど多数のシーンで登場しました。
見るたびに、俺の中の肉ズキーとしての血が騒ぎ、いつか必ず実現してみせると心に誓ったまま25歳、夏、野望の実現は遠そうです。

「丸大のお中元」にフォークをぶっさして子供ながらに再現を試みようとしたことはありますが、その日の夜、ボクは布団にもぐって泣きじゃくることになりました。
お父さんに強制阻止されたあの日の屈辱は、必ずいつか晴らそうとナイフを研ぐ毎日です。

他にも、マンガの世界だからこそ存在する食べ物というのが世の中には存在しています。
「少年アシベ」に登場する25メートルプールを使ったゼリーもそうですし、「アルプスの少女ハイジ」に登場する巨大なチーズもそうです。
「ドラえもん」の食べるどら焼きというのも、ミョーに美味しそうに見えたりもしちゃいますが。

サイズや色、形など、一見すると空想世界の食べ物たちは再現することが可能なように見えます。
なんですが、やはり食感や質感まで再現するというのはムズカシイようですね。
再現できたとしてもマンガの中でキャラクターたちが幸せそうに食べているように、それなりに――食べた人に幸福感をもたらすような味でなければいけないのです。

それでも世界には、マンガを現実に再現してみようと野望に燃えて挑戦を続ける人々がいます。

熱い魂をもってマンガを愛する人々を、俺は心から尊敬しています。

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コメント

マンガ肉。。。
知っていますか?京都にヤンパオというお店があり、そこでは他の店のようにソーセージなどで作ったマンガ肉ではなく、本当の肉のマンガ肉だそうです。ネタ作りに今度行ってみようと思うので思い出したら報告します。。

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