●人とロボットの未来は……
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最近ねって、あんまり最近でもないんですけど、スピルバーグの映画「A.I.」見たんですよ。
世間様ではけっこーボロクソに酷評されている映画ですが、どーゆーわけかですね、俺のツボにはまってしまいまして、ラストシーンで「たった1日だけの望み」が叶ったシーンでですね、もうボロボロ泣いちゃいましたよ。
これでもかってくらい泣いちゃいました。
改めて、俺の感覚と世間様の感覚はずれてるのかなぁなんて思っちゃいましたけどね。
それはともかく、この「A.I.」で語られている世界というのが、まさにロボット万能の社会に関するものなんですね。
映画のテーマ自体はロボットというよりも、異民族間での差別などといった人間がこれまでに通ってきた道を描いているように感じましたが、ともかく作品では人間とロボットの関係性について語っています。
作中のほとんど全てのロボットがですね、感情豊かな存在に見えるものの、それはあくまでも何重にも施されたプログラムが判断しているにすぎない――つまり、人間が決めたパターンでしか動いていない存在なんです。
そのロボットたちにとっての革命的存在として、「愛」をデジタル化して埋め込まれたロボットが「A.I.」では主人公として語られました。
ただ、「愛」を埋め込まれたロボットというのが、周囲の博士などの言葉から推測するに「考え、予測し、学習する」部分に重要性があったんじゃないかと思います。
現実問題、人間が行動をプログラミングさえすればたくさんの反応を返してくれる――一見すると感情豊かに見えるロボットというのは、すでにたくさんのシーンで存在し活躍ていますし、皆さんもSONYの「AIBO」やホンダの「ASIMO」など見たことがあるんじゃないでしょうか。
「A.I.」という作品を見て、遠い未来の出来事だと思った方はたくさんいらっしゃるでしょうが、理論上は実現可能な領域に来ています。
でまぁ、「A.I.」を思い出して何となくロボットについて書こうと思ってGoogleしていたところ、ロボットという分野ではSONYやホンダに遅れをとっていた、三菱重工が面白いものを開発していました。
世界初の「考え、予測し、学習するチップ」を開発してたんですね。
ようするに「A.I.」の主人公ロボットのベースとなるチップが、もうすでにあるってことなんですよ。
この発明がどれだけ大きいことかを説明するためには――えーっと、ようするに、自分で自分を治すことのできるロボットや、人間のスゴイ職人さんのテクニックを学ぶことが出来るロボット……一部の人間にはもっと分かりやすい表現でいくと「ちょびっツ」のちぃや、「トゥハート」のマルチが実現できる技術なわけです。
二年前のニュースソースからだと、まだ生命体の遺伝子数で1000個分の能力しか持っていないそうですが、コンピュータ業界の二年というのは途方もない進化を遂げる可能性もありますから、それほど遠くない未来、人間と同じだけの処理性能を持ったロボットが生まれたとしても、全く不思議ではないのです。
もし、人間と全く同じだけの能力を持ったロボットが誕生したとき、それは果たして機械と言えるのでしょうか?
過去から連綿と続くSF作家たちの想像が、世界中の人間達に問いかけられる瞬間が迫っています。
三菱重工の踏み出した一歩というのは、人類にとっての偉大なる一歩となるのか、地獄への一歩となるのか――今世紀中には、答えが出ていることでしょう。
個人的に一言言わせてもらうならば、マルチはいらないので、セリオをください。
